浅井千里さんは、倉敷芸術科学大学でガラス工芸を学び、現在は静岡県浜松市に工房を構えて制作活動を続けています。彼女の作品は、透明なガラスの中を泳ぐように広がるカラフルな流線模様が特徴です。この模様は、「ケイン」と呼ばれる色とりどりの細いガラス棒を用いた、ベネツィアの伝統技法「ケインワーク」によって生み出されています。透明なガラスだからこそ実現できる、重なり合う光の美しい表現をぜひご堪能ください。