ドキュメンタリー「へうげもの」

あらすじ

２０１４年は、美濃の山里に生まれた武将茶人・古田織部、その没後四百年にあたる。乱世の安土桃山時代、千利休の高弟として独自の茶道を創案、陶器や茶道具などに新たな価値観をもたらした古田織部。その織部思想「オリベイズム」が混沌とした現代において今、注目されている。天下人・信長、秀吉に仕えた古田織部は桃山時代の乱世で既成概念にとらわれない、斬新で新しい美意識を追求。千利休の死後、天下一と呼ばれた茶人。その古田織部が創り上げた独自の美意識と精神に、陶芸家や料理人クリエーターなど、ものづくりに携わる多くの人が今も憧れをよせる。さらに２００５年から週刊モーニングに連載、人気を集める漫画「へうげもの」。「へうげもの」とは自由な発想を持ったひょうきんな人、これまで大河でも脚光を浴びることが少なかった古田織部の姿がコミカルに独特のタッチで描かれ読者を魅了している。「なぜ人々は四百年前の古田織部にあこがれ、思いをよせるのか？」をテーマに、時をかさねてもなお色褪せない「オリベイズム」の魅力に迫る。

出演

出演：優妃 小崎さよ　語り： 狩野優子
題字： 川尾朋子

制作

協力： 山田五郎（評論家）　榎本徹（岐阜県現代陶芸美術館館長）　佐藤和次（陶芸家）　栢野紀文（陶芸家）　安洞雅彦（陶芸家）　大江憲一（陶芸家）　水野俊三（魯庵　オーナーシェフ）　講談社モーニング編集部　岐阜県現代陶芸美術館　国際陶磁器フェスティバル美濃実行委員会　土岐市埋蔵文化財センター　表参道・養和会　だいどこ　やぶれがさ 衣装協力： SPOSA DI MATSUEDA プロデューサー： 澤田明理 撮影： 大島伸司 編集： 藤田憲史（Zaxx） 衣装： 石井あけみ（DO8） 音効： 近藤有美（be blue） 演出： 西垣暢明 企画： 奥村紀八郎（株式会社織部） 映像提供： メ～テレ 制作： ヒューマンフライト