長江惣吉 陶展

長江惣吉 陶展

天目の仕事は亡父から受け継いだもので、父は国宝の曜変天目の再現に生涯を尽くしておりました。その父の生まれ故郷がこの地、多治見であります。父は多治見の陶磁貿易商の家に生まれ、縁あって瀬戸の累代の窯屋である長江家の婿養子となりました。
父が逝って三〇年の今年に、この多治見の街で、個展を開催させていただくのも有難く不思議なご縁です。どうぞ、皆さま、曜変再現研究から展開させた私独自の天目をご高覧くださいませ。二〇二五年五月吉日
九代・長江惣吉 拝

 

 

【略歴】


1963年 尾張瀬戸の染付磁器の窯屋・素山(そざん)窯に誕生
1995年 父の八代・長江惣吉の死去に伴い、ライフワークの曜変天目研究を継承
曜変天目が宋代(960~1279年)に焼造された福建省の建窯を50余回に亘り調査
建窯にて、曜変天目が作られた原料を調査・採掘・輸入して曜変天目の再現に成功2012年 曜変天目の光彩技術(酸性ガス法)を進化させたオリジナルの光彩の作品の「 曜々盞(ようようさん)」を発表
2020年 故郷の瀬戸で鎌倉時代から中国の天目茶碗の影響を受け700年間焼かれて来た「瀬戸天目(せとてんもく)」の再現研究ならびに進化研究に着手
2021年 曜々盞を進化させた「星曜盞(せいようさん)」を発表
2025年 新開発の光彩技法「紫曜盞(しようさん)」などを初発表

 

〈研究論文発表〉 東洋陶磁学会(日本) 中国科学院・古陶磁科学技術国際討論会
福建省古陶磁器研究会
〈講義〉 東京芸大 瀬戸窯業高校陶芸専攻科 茶の湯文化学会 淡交会東京支部
〈TV番組出演〉 NHK(日本7本) TBS、 CCTV(中国) FJTV(福建電視台) 
PTS(台湾公共電テレビ)
〈作品展示〉 大阪市立東洋陶磁美術館 瀬戸市美術館 名都美術館 
パリ装飾芸術美術館 上海市立芸術品博物館
〈個展〉 名古屋・アートサロン光玄 金沢・玄羅アート 大阪・松美術

 

 

【トークイベント】


曜変天目の再現とその展開 
講師:長江惣吉氏
日時:2025年5月24日(土) 14時
2025年5月31日(土) 14時 
場所:ガレリア織部ギャラリー内
参加料金:無料
各イベント先着25名
(要予約:0572-56-8830
※1時間くらいを予定

 

 

【呈茶】


日時:2025年5月24(土)~6月4日(水)
午前11~午後16時まで
場所:ガレリア織部ギャラリー内
※2025年6月1日は呈茶をお休みとさせていただきます。

 


※最終日の6月5日(木)は15時までとなります。

  • 【展示会概要】

  • 長江惣吉 陶展
  • 会期:2025年05月24日(土)~2025年06月05日(木)
  • 場所:ガレリア織部
  • 〒507-0038  岐阜県多治見市白山町2-222
  • 営業時間:10:00~17:30
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