川合正樹 『灰釉の世界』

川合正樹 『灰釉の世界』

多治見での展示は約三〇年ぶりとなり、地元での展示ということを1つのテーマに、食器や茶器、花器を中心に百点ほどの作品がガレリア織部に並びます。

 

ご挨拶

二〇代の半ば県陶磁器試験場の研究生として焼き物を学び始めた頃加守田章二氏の灰釉作品を目にしました。端正で静かな雰囲気の中に深い趣の感じられる作品でした。自分もこんな作品を造ってみたいと思ったことが私が灰釉に関わる様になった原点です。以来四〇数年、灰釉にこだわり続け制作してまいりましたが一向に目指す所に到達出来ていません。そんな拙作ばかりですがこの度二〇数年振りに多治見にて個展を開催させて頂くことになりました。新型コロナが治りきらない中での開催になりますが充分に配慮をして参ります。皆様のご高覧をお待ち申し上げます。


川合正樹

 

作者在廊予定日:期間中毎日在廊

 

【略歴】
1949年 土岐市駄知町に生まれる
1975年 日本陶磁器デザインコンペ銅賞受賞
1982年 美濃陶芸展 中日奨励賞受賞
1983年 岐阜県デザイン総合展 通産大臣賞(最高賞)受賞 日展入選
1986年 市政記者クラブ賞受賞
1988年 日本新工芸展 東海テレビ賞受賞 外務省買上
1992年 日本新工芸展 中日賞受賞 明日をひらく新工芸展 佳作賞受賞
1993年 日本新工芸展 審査員 日本新工芸展 会員佳作賞受賞
画廊不知火にて個展 岐阜高島屋にて個展
1994年 日本新工芸展 会員佳作賞受賞 明日をひらく新工芸展 奨励賞受賞
1995年 作品「萌えたつ」美濃陶芸永年保存作品に選定
明日をひらく新工芸展 ニッポン放送賞受賞
1997年 陶芸サロンやまもとにて個展 大阪高島屋にて個展 美濃陶芸大賞受賞
画廊不知火にて個展
1999年 陶芸サロンやまもとにて個展
2000年 第18回幸兵衛賞受賞 第8回日本現代陶彫展金賞受賞
2001年 岐阜高島屋にて個展 日本新工芸展 中日賞受賞 陶芸サロンやまもとにて個展
2002年 日本新工芸展 上野の森美術館賞受賞
2003年 陶芸サロンやまもとにて個展
2008年 日本新工芸展 東海テレビ賞受賞 岐阜高島屋にて個展
2009年 美濃陶芸展 中日賞受賞
2011年 岐阜高島屋にて個展
2020年 美濃陶芸茶盌展 金賞受賞
ミス・グランド・ジャパントロフィーコンペティション 最高賞受賞

現在
日展入選32回
日本新工芸家連盟審議員・審査員
美濃陶芸協会会員
日展会友
岐阜県美術展 審査員
NHK岐阜文化センター講師

 

【すいせんの言葉】

加藤幸兵衛
陶都多治見の北玄関を飾るにふさわしい「ガレリア織部」は、令和三年の幕開けに地元有力作家の川合正樹君を取り上げました。長く日展を舞台として意欲的な作品を発表し続け、地元はもとより全国的にも高い評価を得ています。お得意の灰釉をしっかりと焼き込んだ独特の造形力は、今なお青年の気概に溢れています。近作を一堂に展示するこの催しに、御同好の皆様ぜひともお出かけ御高覧下さい。

 

【ご来店に際して】

お客さまの健康・安全を確保し、感染拡大を防止するため、店内ではマスクの着用をお願いします。また、ご入店の際には消毒液による手指の消毒をお願いします。なお、混雑状況等により、ご入店をお待ちいただく場合がございます。予めご了承くださいますようお願い申しあげます。

  • 【展示会概要】

  • 川合正樹 『灰釉の世界』
  • 会期:2021年01月02日(土)~2021年01月11日(月)
  • 場所:ガレリア織部
  • 〒507-0038  岐阜県多治見市白山町2-222
  • 営業時間:09:00~18:00
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