瀬戸の陶芸家・寺田鉄平は、美山陶房の五代目として伝統を継承しながら、現代の感覚を映す造形を追求してきました。２０２２年には祖父・美山、父・康雄との三代展を当ギャラリーで披露し、高い評価を得ています。今回の個展では、新作「鉄錆金銀彩」シリーズをはじめ、多彩な作品をご紹介いたします。鉄錆の渋みと金銀彩のきらめきが響き合う器は、奥行きと品格を湛えると同時に、日常の食卓に豊かな彩りを添えてくれるでしょう。伝統と革新が息づく表現世界を、どうぞご高覧ください。
【プロフィール】
寺田鉄平 てらだ てっぺい
略歴
1975 愛知県瀬戸市赤津地区の窯元に生まれる
1998 東京造形大学彫刻科を卒業
2006 朝日陶芸展 入選
2006 ユネスコ｢The Blue of Samarkand｣陶芸シンポジウム招待（ウズベキスタン）
2011 第９回国際陶磁器展美濃 入選（多治見市）
2011 第１３回 東京・ニューヨーク姉妹都市交流陶芸コンテスト 佳作（ニューヨーク）
2015・20年 『メイド・イン愛知 工芸の架け橋』（古川美術館・名古屋）
2018 オーストリア陶芸祭（グムンデン市） 招待展示
2022 桃山の美とこころ （名古屋能楽堂）
2022 寺田美山・康雄・鉄平 三代展（ガレリア織部）
2024 豊国神社 豊臣秀吉正室・北政所合祀祭 茶碗奉納
個展
2012～毎年 銀座 黒田陶苑/東京
2015・22・24年 アートサロン光玄/名古屋
2018・20年 アトリエ・ヒロ/大阪
2020～毎年 白白庵/南青山
2021・24年 日本橋三越本店
2022年 うつわ祥見/鎌倉市
2025年 ジェイアール名古屋タカシマヤ 他
※最終日の10月30日(木)は15時までとなります。
