富田啓之作陶展「熱源の記憶」
2019年11月16日(土)〜24日(日) 11:00-19:00(会期中無休)
作者在廊予定:16日(土)、17日(日)、18日(月)、22日(金)、23日(土)、24日(日)
『すべての書かれたもののうちで、わたしは、人が自分の血でもって書いているものだけを、愛する。血でもって書け。』これはニーチェの「ツァラトゥストラ」の一節だが、富田啓之の仕事を前にすると、この言葉が思い出される。彼の作品は血が濃く、熱を帯びているように感じるからだろう。そこに彼の作陶へ向き合う姿勢が垣間見える。喜び・苦悩が綯い交ぜとなって注ぎ込んでいるのが伝わってくるのだ。そして、その熱量は増大する一方なのである。
富田啓之プロフィール
金やプラチナ等の金属彩とラスター彩を使った彩りある器が特徴的な富田啓之さん。器からオブジェまで幅広く制作されています。「大磯うつわの日」「陶ISM」といったプロジェクトの中心人物として活躍。
《略歴》
1977 神奈川県大磯町に生まれる
1998 藤沢市《さいとう工房》にて金属造形を学ぶ
2000 陶芸家 伊集院真理子に師事
2007 神奈川県伊勢原市にて独立