18世紀後半から19世紀中頃の江戸時代に呂宋(ルス)と呼ばれる焼き物が瀬戸で作られました。今日ではルス織部とも呼ばれますが、織部の緑釉とは明確に区別された釉薬が使われ、印花文や貼付文などの多彩な装飾が特徴です。しかしその名前の由来や登場、終息についてなどいまだ謎の多い焼き物といえます。 そして21世紀前半、織部の産地として有名な瀬戸の赤津で作陶されている加藤竜弥さんが呂宋(ルス)の復元・再興に挑みました。約200年ぶりに呂宋(ルス)の火が再び灯ります。今回は盆栽愛好家ichirockさんとの合作になる植木鉢+盆栽も展示販売します。どうぞご高覧ください。