青木さん小栗さんのお二人は今回、アート的な観点から人類のルーツとも言える時代の器を見つめ、今を生きる現代人に素敵な感動を与えてくれます。

ろくろ成形したものを型にはめて整える「型打ち整形」によって生み出される繊細で、古典柄を巧みに取り入れた華のある作品は、日本や中国の古い焼き物に影響を受け、「毎日の食卓で使えるような食器作り」をテーマにしているという石田さんだからこそ。

潮風薫る神奈川県二宮から上州・群馬へと生活の拠点を移した富田さん。今回の展示では、富田さんらしい定番作品に加え、古墳などに影響を受けた野趣あふれる作品や、人の営みを意識した器を予定してます。

良い意味で人たらしなお二人の作品が訪れた人を魅了します。また今回はお二人の志を受け継ぐ加藤仁志氏と浜田敦士氏の作品も必見です。