AFTER500.1st

AFTER500.1st

500年後、世界はどうなっているのか?
500年後、自分の作品はどうなっているのか?
500年後、自分が生きているとしたら、どんな作品をつくるのか?
「望郷界」に想いを寄せて、私たちの現在・過去・未来を見つめる陶芸家+αの屈強ユニット展。
『へうげもの』から『望郷太郎』へ、「へうげ十作」から「AFTER500」へ。
漫画とものづくりの新たな歴史を始めよう。


山田芳裕『望郷太郎』講談社モーニングKC第6巻発売記念
AFTER500.1st 東京・織部下北沢店
2022年2月19日(土)〜27日(日)11:00〜19:00 会期中無休

【参加作家】
伊豆野一政
馬川祐輔
海野貴彦
かのうたかお
木ノ戸久仁子
小孫哲太郎
大漁舟隆之
松本治幸

企画・デザイン:奥村将仁(織部下北沢店)
企画:小孫哲太郎 藤沢学
協力:講談社モーニング編集部&コミックDAYS編集チーム
イラスト:海野貴彦(『望郷太郎』第6巻カバー背景画より)

伊豆野一政
1974年、秋田県生まれ。古都の某美大で国際的デザイナーを志すも、古陶磁に魂を奪われ思わず陶芸に転向。信楽の著名作家の門下で研鑽を積み、経年変化が醸し出す風合いを再現すべく、四六時中も詐術的創意をたぎらす悪質な知能犯。作風の持続性継続性はすこぶるSDGs的。五百年後の古陶磁化確定との呼び声高し。

馬川祐輔
1984年、兵庫県生まれ。陶芸家の父の背中にものづくりを学び、摂津~河内~美濃~丹波と移動を重ねて作陶に専心。マイペースでスローハンドな手びねりと目の覚めるよな鮮やかな色彩感覚とシュールな超古代的文様が身上。野焼きを通じて自分の中に棲む縄文人と日々交感を続け、焼き物の源流に迫らんと腐心する。

海野貴彦
1975年、東京都生まれ。拳闘家未満から芸術家へと方向転換。強靭な肉体と精神で画業に邁進。東京から松山へママチャリで移動し同地を拠点化。各所に突如縁日を現出させる空間芸術が必殺技。古舘伊知郎氏「Talking Blues」タイトルロゴ制作、『望郷太郎』単行本の背景画制作&本編口絵着彩など、越境的活動がとまらない。

かのうたかお
1974年、京都府生まれ。京焼の名門に生まれ、海のない街を出て、青年海外協力隊員として西アフリカのニジェールで作陶指導に従事。乾き切った大地に焼き物の原点を見出し、クーデターに遭遇するなど波瀾万丈のうちに帰国。縄文派が多数の斯界にあって、弥生〜古墳に創造のルーツを求め、近年激しく埴輪に傾倒中。

木ノ戸久仁子
1976年、滋賀県生まれ。私は石になりたいと固く決意させるに至った美しき十代二十代を経て、全く独自な釉薬の調合と焼成による「稀晶石」の世界へと到達。レアメタルでレアストーンな人工石を量産し、人心を惑わせる不敵な造物主。『望郷太郎』第5巻とのコラボにより、作中に登場する「マーの原石」を世に放った。

小孫哲太郎
1974年、東京都生まれ。築地の海老問屋に生まれ、沖縄で伝統陶芸のやちむんを学び、牧場で牛飼いに従事したのち、房総半島経由で奥武蔵へと移転。昨秋、墨田区・京島クロスロード村で三十一日間耐久原初生活「望郷哲太郎」に挑戦。見事完遂の余勢を駆って本展を主唱するなど、『望郷太郎』の世界観に魂を奪われる。

大漁舟隆之
1994年、東京都生まれ。ある時は画家、ある時は映像作家、またある時は仮面作家。ユニット第二の非陶芸者。思春期より「十作」メンバーと交わり、数々の貴重な薫陶を受ける。『へうげもの』全面参画ものづくり祭「天祭一〇八」@大本山増上寺の最終回優勝者。土俗的なペルソナが好評を博し、目下の制作の中心をなす。

松本治幸
1983年、鳥取県生まれ。とある事情によってかの長嶋茂雄氏と食事を共にした数奇な幼少期を経て、日韓両国で焼き物を学び、独自にすぎる陶芸家へと成長。存在のどうにも耐えられない世界最薄最軽量(推定)のうつわから、誰一人自然物と信じて疑わぬ超重量級オブジェまで、世にも稀なる傑作を琵琶湖のほとりから放つ。

  • 【展示会概要】

  • AFTER500.1st
  • 会期:2022年02月19日(土)~2022年02月27日(日)
  • 場所:織部 下北沢店
  • 〒155-0031  東京都世田谷区北沢 2-2-3-1F
  • 営業時間:11:00~19:00
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