信楽で代々続く窯元「古仙堂」の4代目・藤原純さん。職人としての一面と、アーティストとしての側面を併せ持つ陶芸家です。オブジェから食器まで幅広い作域で、とりわけ人気の食器はシックな佇まいながらもエッジの効いた存在感、一見シンプルながら複雑な表情を見せるテクスチャーが魅力です。その独特かつ確立された世界観から藤原さんの作家性と、「今の信楽焼」を最前線で支える気概を感じます。今回の展示では青も、白も、黒も、より豊かな表情を目指して、掛け分け・重ね掛けなど釉薬での表現も見所です。ご高覧いただけますと幸いです。
全日程予約なしでの通常入店、並びに点数制限なしでのご案内を予定しておりますが、混雑状況によってはご案内までお待ちいただく可能性がございます。皆様が気持ちよくご覧いただけますよう、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
【陶歴】
1979 滋賀県甲賀市信楽町生まれ
1998 信楽 窯業技術試験場 大物ロクロ科 修了
京都、愛知、信楽などで個展やグループ展を開催
2013 信楽焼伝統工芸士認定