陶芸家・料理家・画家・美食家など様々な顔を持ち多くの著名人に影響を与えた北大路魯山人。その彼を祖父に持つ今回の主役、北大路泰嗣氏。泰嗣という名を命名したのは魯山人氏。幼少期は魯山人と親交のあった荒川豊蔵氏(人間国宝)の元で過ごし水月窯(現 多治見市無形文化財)にて修行を積むこととなる。その後独立、現在の无疆窯(ムキョウガマ)を開窯。无疆とは広大な宇宙の意。魯山人氏が度々使用していたその言葉を窯名にした。そして今年10月、三代 北大路 魯山人の名を襲名し、水月窯で培った粉引、唐津、黄瀬戸などを中心に作陶を続けている。この度めでたく襲名されたことを記念し、織部特別企画として開催させて頂きました。三代 北大路 魯山人氏とご子息である豊大氏の志を是非ご高覧ください。