漆の仕事を始めて二〇年以上がたちます。〝樹液〟としての漆、そのものの美しさを追求してきました。
木、和紙、布を胎として、それぞれの素材のよさを活かす作品作りを心がけています。
近年は木工ろくろで自ら木地を挽き、身近な野花をスケッチし、漆で絵付けもしています。野にたくましく生きる植物たちの力強さを、作品に映せればと思っています。
ご高覧いただければ幸いです。
中根寿雄
【プロフィール】
1977年 岡崎市生れ
2000年 大学卒業後、情報通信会社に勤務 在学中より漆工芸に興味をもち、作家を志す。
2002年 漆器作りを始める。漆芸家、職人のもとで学びながら、自分の作品の製作、販売を始める。現在は個展 グループ展で展示販売を中心に活動を行う展覧会
2018年 山画廊 グループ展 (四日市市)
ギャラリー花棕櫚 個展 (豊川市)
森の響 個展 (日進市)
2019年 アートスペース伊賀 個展(伊賀市)
ギャルリ ラ カシェット 個展(熱田区)
2020年 文人趣味臥遊展 煎茶道具を出品 (奈良 大和西大寺)
2021年 ギャラリー ディマージュ 個展 (刈谷市)
2022年 丸善日本橋店 二人展 (東京都中央区)
松菱百貨店 美術画廊 個展 (津市)
現在岡崎市在住。日常の什器をはじめ、自分で漉いた和紙を用いた一閑張りの煎茶道具、床や洗面台などの建材の塗装など、塗りもの全般を行っています。