旭日双光章受章記念
玉置保夫展 _不易流行_
ごあいさつ
心象風景。幾何学的に抽象化され、瑞々しく彩られた玉置先生の作品を拝見するとその言葉が浮かんでくる。おそらく先生は自分の内側から創作の源泉を汲み上げてくるのではないだろうか。織部について加藤唐九郎は「利休は自然の中から美を見いだした人だが作り出した人ではない。織部は美を作り出した人で、芸術としての陶器は織部から始まっている」と述べた。そんな織部の精神性を先生は体現しているといえるだろう。
今年80才(傘寿)となられた先生は、「いくつになっても毎日が生まれたてのわくわくした自分である」と言っておられ、新しい発見を楽しみながらも永遠性を求め、創り出している。2020年の秋の叙勲で旭日双光章を受章され、その記念として今回の展覧会を開催する運びとなりました。ますます磨かれ、重なり豊かに拡がりゆく玉置芸術の、想いが創る「今」−不易流行−の世界を是非ともご感応下さいますようご案内申し上げます。
令和3年
ガレリア織部
〈同時開催〉
美濃玉山窯
玉置保夫一門展
佐々木好正/玉置兼光/武藤公夫/鈴木大三朗/岡村宜治/竹下努/山田侑加/足立奈生/斉数真/秋山佳吾/鈴木孝江/池田直恵(療養中)
【ご来店に際して】
お客さまの健康・安全を確保し、感染拡大を防止するため、店内ではマスクの着用をお願いします。また、ご入店の際には消毒液による手指の消毒をお願いします。なお、混雑状況等により、ご入店をお待ちいただく場合がございます。予めご了承くださいますようお願い申し上げます。