黒土＋白化粧の粉引によるモノトーンと、粉引にコバルト釉を施した「粉引青彩」が特徴。加飾が年々抑えめに、フォルムへの追求が増して、より料理が引き立つ飽きのこない佇まいに進化しています。

うつわ〜茶陶〜オブジェと幅広いフィールドで作陶を続ける富田さん。手捻りを主軸にした力強い造形に、鮮やかな色彩と時にメタリックなテクスチャーが魅力。古陶へのリスペクトと自身に内在するアーティスト性を融合し、作品に生命を吹き込む表現者です。

色と形　単純と複雑さ、点と線、マチエールの違いからも無限の表現が可能である。見えないものを描く、見えていないものを描くこの大自然のほんの一部を切り取り ひたすら四角い小さな画面に向かってその可能性を信じ表現する。

2021年の夏、ガレリア織部に初めて来店した折ギャラリーの素晴らしさに感激して、個展をお願いいたしました。2022年9月3日からの個展の際には、まだコロナ禍ではありましたがたくさんの方々にご好評をいただきました。