今回は作家・工藤工として地元初の個展となります。制作する彩御深井(さいおふけ)シリーズは淡い青や黄緑のグラデーションが美しく、それぞれひとつとして同じ表情のない多彩な器です。

「茶陶、うつわを愉しむ」本道である茶陶をはじめ、大皿、花器、普段使いの器まで赤絵、染付、象嵌など多種多様な作品群を展示いたします。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

うつわからオブジェ、また古陶から現代の抽象表現主義へと越境する表現者・富田啓之。手捻りから生まれる作品は立体でありながらも絵画的で、熱を帯びた創造性をまとっています。

陶芸を始めて40年以上、磁器に挑戦して15年ほど経とうとしています。緊張感がありながらも柔らかな佇まいのモノをめざしています。まだまだつたない作品ですが、お手に取っていただければ幸いです。