名古屋店・下北沢店の巡回展となる今回の展示では、ルリ、灰釉、青磁、白磁と、料理を引き立てる器を中心に、使い手を想像しながら制作された新作も多数並びます。プロの現場でこそ活きる器、ぜひこの機会にお手に取ってご覧ください。

秋田県角館で白岩焼を継ぐ和兵衛窯・渡邊葵さんの2年ぶりの個展です。白岩の地の素材を用い、厳しい冬の環境と向き合いながら、現代の暮らしに寄り添う器を生み出す渡邊葵さん。「秋田のやきもの」の今をぜひご高覧ください。

天目の仕事は亡父から受け継いだもので、父は国宝の曜変天目の再現に生涯を尽くしておりました。父が逝って三〇年の今年に、この多治見の街で、個展を開催させていただくのも有難く不思議なご縁です。どうぞ、皆さま、曜変再現研究から展開させた私独自の天目をご高覧くださいませ。

信楽を拠点に作陶に励む高橋燎さん。京都・龍谷大学の陶芸部で土に触れたことをきっかけに、篠原希氏の作品に強く惹かれ、陶芸家の道を志した高橋さん。2018年に作家として活動を開始し、2022年には信楽へ移住。2024年には、自ら設計・築窯した薪窯「トレインキルン」での制作を開始。