

美濃にて自ら採土し、精製から焼成に至るまで一貫した制作を続けてきた近藤精宏さん。本展は、小山冨士夫先生直伝の業を踏まえ、その系譜を体現する作家として、親子展を経て当廊初となる個展です。粉引を軸に、灰釉、美濃唐津へと展開される作行は、胎土の質と火の作用を引き出し、窯中での位置や炎の流れまでも内包した景色を成します。作為と偶然の均衡の中に立ち現れる表情は、用の中でこそ、土と炎に身を委ね続けてきた作行とその蓄積が静かに立ち上がります。土味と焼成の深度に迫る本展を、ぜひご高覧ください。
ガレリア織部
【プロフィール】
近藤精宏 -Kondo Seiko-
一九四五年 新潟県柏崎市に生まれる
一九七〇年 小山冨士夫先生(陶芸家・陶磁学者)に師事・内弟子として修業
一九七五年 岐阜県瑞浪市半原に独立し、「榛沢窯」を開窯
二〇〇〇年 NPO法人「瑞浪芸術館」理事長就任
二〇一七年 「陶芸への道」出版(里文出版)
二〇二一年 学校法人ねむの木学園 監事
名古屋新潟県人会 会長
〈個展〉
髙島屋(名古屋・大阪・横浜)、阪急百貨店(神戸)、京王百貨店(新宿)、ニューヨーク・マニラなどで個展多数開催
〈作品収蔵〉
(財)木村茶道美術館(柏崎)
NPO法人瑞浪芸術館(瑞浪)
宮城まり子 ねむの木学園(掛川)
※最終日の6月11日(木)は15時までとなります。
